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2022年07月24日

マンション経営で持っておくと強い資格6選!特徴や役立つ理由を解説

 

マンションやアパートを安定して長く経営していくためには、賃貸経営のノウハウや資金計画、税金など幅広い知識が必要です。

近年は、副業として不動産投資を始める会社員が増えていますが、将来的に本業として賃貸経営をしていきたい人も多いのではないでしょうか。

賃貸経営に関する専門的な知識を身につけていれば、リスク防止や安定した収益維持につながります。

今回は、マンションやアパートなどの賃貸経営を行う上で役立つ資格の特徴や、それらの資格が役立つ理由について徹底的に解説します。

マンション・アパート経営に資格は不要

マンションやアパートなどの賃貸経営をする際、特別な資格は不要です。

家賃の徴収や入居者からのクレーム対応などの業務は、管理会社に委託することが可能ですし、確定申告のやり方がわからなければ、税理士に依頼できます。

しかし、マンションやアパート経営にはさまざまなリスクがあるため、知識が全くない状態で長期間安定した収益を維持していくことは難しいでしょう。

リスクに備えて適切な対策をするためにも、ある程度の知識が必要です。

マンション経営のリスクについては、以下の記事で詳しく解説しているので、こちらでご確認ください。

 

【マンション・アパート経営に役立つ資格6選】特徴と役立つ理由

マンション・アパート経営で必要な知識は、

  • 資金計画
  • 賃貸経営ノウハウ
  • 税金
  • 不動産関連の法律
  • 建築

などさまざまです。

これらの知識をつけるためにおすすめの資格は、以下6選です。

資格

身につく知識・役立つシチュエーション

ファイナンシャルプランナー(FP) 知識:資金計画、税金、資産運用
・毎年の確定申告
・税制を上手に活用した賃貸経営
・物件を購入する際の資金計画
・経営状態の確認
宅地建物取引士(宅建) 知識:公正な不動産取引、不動産に関する税金
・売買契約時、契約内容の公平性の確認
・不動産取引に関する専門知識の証明
・毎年の確定申告
不動産実務検定 知識:実践的・網羅的な賃貸経営に関する知識
・適切な空室対策の見極め
・滞納時のトラブル改善
・安定した賃貸経営の維持
管理業務主任者 知識:適切なマンション管理
・入居者にとって快適なマンションの経
・マンション管理規約が適切かどうかの判断
マンション管理士 知識:長期修繕計画の策定・見直し
・修繕計画が正しく行われているかの見極め
住宅診断士 知識:住宅の劣化状況、修繕時期の判断
・物件購入時の老朽化リスクの見極め
・物件所有時の適切な修繕時期や費用の判断

 

資格を取得すると、専門的な知識が身につくだけでなく、客観的な知識の証明として不動産会社や入居者にアピールできるので、興味がある資格について確認してみましょう。

また、賃貸経営のために知っておくべき知識は以下の記事でもまとめているので、興味がある人はご確認ください。



ファイナンシャルプランナー(FP)

ファイナンシャルプランナーは、金融、税制、住宅ローンなど、お金に関する知識を備え、適切な資金計画を行うアドバイスができる資格です。

賃貸経営で家賃収入を得た場合、確定申告をして譲渡所得税を納税する必要があります。税金に関する知識が身につけば、確定申告を正しくできるようになります。

さらに、税制を上手に活用した賃貸経営にも役立つでしょう。

また、資金計画を正しくできるようになると、ローンの借入時や経営状態の確認時に正しい経営判断ができるようになります。

ファイナンシャルプランナーの試験概要は以下の通りです。試験は1級~3級までの3種類ありますが、以下は3級(資産設計提案業務)の情報です。

試験日程 5月・9月・1月(2022年度)
受験料 学科・実技 6,000円
合格率

学科:87.1%・実技:90.75%※

運営元 日本FP協会または一般社団法人 金融財政事情研究会

※2022年5月実施分

 

宅地建物取引士(宅建)

宅地建物取引士は、宅地建物取引業者として不動産取引を行うための国家資格です。

事業者として不動産取引を行う場合、宅地建物取引士の資格は必須で、売買契約時の重要事項説明や契約書類への記名・押印は宅地建物取引士の独占業務となっています。

宅地建物取引士の資格を取得すると、宅地や建物の価格の評定、税金、法令上の制限に関することなど、不動産取引の実務的な知識が身につきます。

不動産を購入する際、不動産の条件や契約内容が自分にとって不利でないかを正しく判断できるようになるでしょう。

また、宅地建物取引士は比較的、知名度も高い国家資格です。資格を取得していることで、不動産会社の営業担当や入居者へ専門知識の高さをアピールできます。

宅地建物取引士の試験概要は、以下の通りです。

試験日程 原則毎年1回・10月の第3日曜日
受験料

8,200円

合格率

15.6%(2021年度)

運営元 一般財団法人 不動産適正取引推進機構

 

不動産実務検定

不動産実務検定は、不動産運用に関する実践的な知識を身に着けたい人向けの不動産投資の専門資格です。

不動産実務検定では、不動産投資、満室経営、建築などの賃貸経営で必要な知識を講座を通して網羅的に学ぶことができます。

例えば、新築や人気のマンションにも必ず空室リスクが潜んでいます。

空室が続いた時にやみくもに対策を取っていても、根本的な解決にはつながらないでしょう。

そんな時に、満室経営の知識があれば、空室の原因を見極めて適切な空室対策をできるようになります。

また、マンションやアパート経営者の中には、入居者の家賃滞納で悩む人もいます。

不動産実務検定で知識を習得しておくと、そのような時にどのように対応すればいいのか、判断できるようになるでしょう。

不動産実務検定の試験概要は、以下の通りです。

受講日程 地域・時期によって異なる
受講料 40,480円(2級)※
運営元 一般財団法人 日本不動産コミュニティー

※内訳:受講料、テキスト代、送料、受験チケット

不動産実務検定には1級と2級があり、カリキュラムに沿って実務知識を学ぶことができます。

 

管理業務主任者

管理業務主任者は、マンション管理に関する国家資格です。

管理業務主任者の資格を取得すると、管理規約やマンション管理の適正化に関する知識が身につきます。

例えば、マンションの管理規約や管理に対して正しい知識を身につけていれば、入居者にとって快適なマンション経営ができるようになるでしょう。

また、マンション管理規約が適切かどうかの判断ができると、マンション購入時に適切に管理されているか見極められます。

管理業務主任者の試験概要は、以下の通りです。

試験日程 12月
受験料 8,900円
合格率 19.4%(2021年度実施)
運営元 一般社団法人 マンション管理業協会

 

マンション管理士

マンション管理士は、管理組合の運営やマンションの管理に関して、管理組合の管理者などにアドバイスできる資格です。

マンション管理士の資格を取得すると、管理規約や長期修繕計画の策定・見直し、区分所有者間のトラブルへの対処などの知識が身につきます。

例えば、マンションでは周期的に大規模な修繕が必要になります。

長期修繕計画について正しい知識が身につくと、修繕が計画的に行われているか判断できるようになり、購入後の大規模な修繕リスクを回避できるでしょう。

マンション管理士の試験概要は、以下の通りです。

 

試験日程 11月(2021年度)
受験料 9,400円
合格率 7~9%
運営元 公益財団法人 マンション管理センター

 

住宅診断士(ホームインスペクター)

住宅診断士は、住宅の劣化状況や欠陥の有無、改修が必要な時期・費用などをアドバイスできる民間資格です。

住宅診断士の資格を取得すると、住宅を主とした建築関連の法律、劣化の判断などホームインスペクションの実務に関する知識が身につきます。

住宅の劣化状況を判断できるようになると、中古物件を購入する際、その不動産の老朽化リスクを正しく判断できるようになるでしょう。

中古物件は、販売価格が安くても購入後に大規模な修繕で多額の費用がかかる可能性があります。

住宅診断士の資格を取得していると、そのようなリスクを避けられます。

また、物件を購入した後も、自身が管理する物件の修繕時期や費用を正しく判断し、適切な修繕計画を立てられるでしょう。

住宅診断士の試験概要は、以下の通りです。

試験日程 9月、12月、3月(2021年度)
受験料 15,000円
合格率 34%(2020年度)
運営元 NPO法人 日本ホームインスペクターズ協会

 

手軽に賃貸経営の勉強を始める方法

今回紹介した資格は比較的難易度が高いものになるので、いきなり資格取得は大変そうと感じた人は、読書やセミナーで知識を得るのも手段の一つです。

読書は気軽にはじめられて、通勤時間も有効活用できるので、会社員にもおすすめになります。以下の記事では、不動産投資をこれから始める人におすすめの本を紹介しているので、ぜひご覧ください。



また、読書以外にも、セミナーや個別相談に参加して具体的な話を聞いたり、実践的な情報を得たりすることもおすすめです。

当サイトを運営している大吉不動産株式会社でも、無料の個別相談やメルマガ配信を行っています。

当社では、不動産投資家の方が大成功することよりも、失敗しないことを目標としています。興味のある方は、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

 

まとめ

今回は、マンション・アパート経営に役立つ資格を6つ紹介しました。

資格の取得に興味がある人は、各運営機関の公式サイトを確認してみてくださいね。

ただし、資格はあくまでも手段の一つなので、資格を取得すれば必ず賃貸経営に成功するとは限りません。

困ったときに相談できる不動産会社を探しておくことも、安定した賃貸経営をしていくために大切です。

また、不動産投資に興味がある人には、以下の記事もおすすめです。

この記事を書いた人

代表 山本

大吉不動産株式会社 代表取締役 2005年より不動産業に携わり、自らも区分のワンルームマンション投資や一棟アパート投資を実践している。 多くの不動産投資成功者を見る一方、初心者の失敗相談も多く受ける中、失敗する方を減らすため情報を提供しつつ、これから不動産投資を始める初心者の方を中心に不動産投資のいろはをお伝えしております。

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