2023年06月29日
不動産投資の成功率は「リスクとどう向き合うか」で各段に差がつく
不動産投資の成功率が気になる方は、成功・失敗の考え方を知っておくとよいかもしれません。
ここでは、不動産投資の成功・失敗の考え方と成功率を高めるポイントについて解説します。
目次
不動産投資の成功率はどれくらい?成功・失敗の考え方
結論からお伝えすると「不動産投資の成功率は〇%です」と一概には言えません。
大切なことは、%ではなく成功・失敗の考え方を知っておくことです。
ここでは、不動産投資の失敗を回避したい方に向けて、成功・失敗について深掘りして解説します。
不動産投資の成功・失敗とは?
まず、不動産投資における成功・失敗の定義は人によって異なります。
例えば、平均的な年収の方が資産を増やすことを目的に始めるとしましょう。
多くの方は、以下のようにイメージするのではないでしょうか。
【成功】
・毎月、安定して利益が出てキャッシュフローが貯まる
・適切なタイミングで売却して、売却益を得られる
【失敗】
・毎月、赤字が発生して自己資金でローンを返済する
・相場よりも高値で購入したため、売りたいのに売れない
上記の他にも「相続のため」「節税のため」など目的によって成功・失敗の定義が異なります。
不動産投資の成功率が高くなるケース・低くなるケース
「不動産投資の成功=一定の利益を得る」ということであれば、投資手法が成功率に影響します。
あくまでもイメージですが、以下の図をご覧ください。
投資で得られる利益には、キャピタルゲインとインカムゲインがあります。
不動産投資でキャピタルゲインを狙う場合、資産価値が上昇することを見越して物件を選定しなければなりません。
そのためには、地域の賃貸需要や市場の動向、適切なリフォームなど専門的な知識が必要です。
キャピタルゲインは一度に大きな利益を得られる可能性がある一方、利益を全く得られないリスクも高くなります(失敗率が高くハイリスク)。
一方、インカムゲイン狙いの場合、入居者が集まる物件を購入して少額ずつ資金回収する仕組みです。
物件の選定には知識が必要ですが、入居付けに成功すれば安定して利益を得られます。
「投資」といってもさまざまな種類や手法があり、それぞれでリスク・リターンの大きさが異なります。
成功率を高めたい場合は、一か八かのキャピタルゲイン狙いではなく、インカムゲインを狙う手法がおすすめです。
不動産投資のリスクは予測しやすい
成功率を考える上で、リスクの性質について知っておくとよいでしょう。
実は、不動産投資の失敗は、事前にしっかりと備えることで回避できます。
以下の表は、不動産投資のリスクと対策についてまとめたものです。
不動産投資の成功率は、リスクに備えられるかどうかがポイントとなります。
不動産投資の成功率を高める4つのポイント
不動産投資の成功率は数値化できないものの、ある程度コントロール可能です。ここでは、成功率を高めるポイントを4つ紹介します。
複数の不動産会社を比較する
不動産投資の成功率を高めたい方は、1社ではなく複数の不動産会社を比較しましょう。
営業担当者の対応や物件の提案方法などから、投資家目線で提案しているかどうかを見極めてください。
不動産会社の中には、自社の利益を優先して失敗率の高い物件を勧めるところがあります。
投資家目線の提案をしているかどうか見極めるために、複数の会社へ相談しましょう。
不動産会社への相談は、基礎知識を身につけた後!
行動力のある方は、この記事を読んで「不動産会社へすぐに相談しよう!」と感じたかもしれません。
しかし、不動産会社への相談は、基礎知識を身につけた後です。
先述の通り、不動産投資のリスクは予測しやすいため、知っていれば大きな失敗を回避できます。
不動産投資のリスク、物件の種類や特徴、自分に合った物件の選び方、ローンの組み方、税金のことなど、正確な情報をできる限りたくさん集めましょう。
とはいえ、賃貸経営に必要な全知識を自分で勉強することは、とても大変です。
実践しながら覚えることもたくさんあります。
経験の浅い方を支えるために、プロである不動産会社が存在します。
まずはご自身で勉強をして、不動産会社の良し悪しを見極められるだけの基礎知識を身につけましょう。
不動産会社への相談は、その後でも遅くはありません。
物件の良し悪しを利回りだけで判断しない
高利回りの物件は魅力的です。しかし、利回りが高い=優良物件とは限りません。
物件広告の利回りは、満室時の家賃収入を単純に物件価格で割った数値です。
一般的に経費や空室が考慮されていないため、実際の利回りよりも高く記載されています。
利回りの計算時は、経費や空室リスク、家賃下落リスクなどを考慮することが大切です。
また、相場よりも物件価格が安い場合は、利回りが高くなります。
一見、魅力的な物件に見えますが、売り値が安いということは、安く売らないと売れない(入居づけが難しい、大規模修繕を控えているなど)ということです。
利回りが高い物件を検討している場合、大きなリスクが潜んでいないかどうかを確認しましょう。
ローン返済と利回りのバランスも重要
不動産は高額なため、ローンを組んで購入する人がほとんどです。
利回りと併せて、ローンの条件や組み方も意識しましょう。
利回りが高くても、金利が高い、毎月の返済負担が重いといったケースでは、手元にお金が残らないためです。
利回りとローンの金利差を「イールドギャップ」と呼びます。
不動産投資で失敗しないためには、イールドギャップを意識することも大切です。
ただし、融資条件は、融資対象の物件や個人の属性によって異なります。
ローンの組み方は不動産投資の成功率に大きく影響するため、地域の金融機関に詳しい不動産会社へ相談しましょう。
大吉不動産では「大成功」ではなく「失敗しない」提案を重視します
「不動産投資に興味があるけど、失敗が怖い」とお悩みの方は、ぜひ大吉不動産へご相談ください。
弊社では「お客さまが不動産投資で失敗しない」ことを一番に考えます。
そのため、一発逆転の大成功ではなく、小さく成功していただけるような提案をしています。
お客さまに最適な物件を提案するために、初回で物件を紹介することもありません。
じっくりとお話を聞かせてください。
しつこい営業も一切ありませんので、「とりあえず相談してみたい」という方からのご相談もお待ちしています。