「不動を売却したいけど、どこに依頼したらいいのかわからない」

このように悩む人は多いです。

知名度の高さから大手の不動産会社へ依頼するケースがありますが、「大手だからどんな取引にも慣れている」とは一概に言えません。

「不動産の売却」といっても物件の種類によって、専門分野が分かれるため会社によって得意不得意があります。

できるだけ高く売却するために「その分野の売却に強い不動産会社選びのポイントを押さえること」が大切です。

大手だけでなく、地域密着型でも売却に強い会社がたくさんあるので、あなたに最適な依頼先を選ぶ方法を確認しておきましょう。

ここでは、不動産の売却活動を依頼する不動産会社の選び方や、大手・地域密着型それぞれのメリット・デメリットを解説します。

不動産売却時の依頼先はどこがいい？売却に強い不動産会社とは？

不動産を売却する際、知名度が高い大手への依頼を検討する人は多いです。

しかし、不動産売却時の依頼先を知名度のみで決めることはおすすめできません。

不動産会社選びで失敗しないためには、以下のポイントを総合的にチェックしましょう。

【売却に強い不動産会社選びのポイント】

　・実績が豊富（地域、種類など）

　・営業担当者の対応や売主との相性が良い

　・査定結果とその根拠に納得できる

ここでは、それぞれのポイントについて順番に解説します。

実績が豊富（地域、種類など）

不動産の売却に強い不動産会社とは、「売却の実績が豊富」で「情報をたくさん持っている」不動産会社のことです。

【売却の実績が豊富とは？】

不動産業といっても、不動産取引、賃貸、管理など複数の業態に分かれています。

不動産売却の仲介を依頼する際は、不動産取引業の中でも「売買仲介」の実績があるかどうかがポイントです。

【情報をたくさん持っている不動産会社とは？】　

不動産は、マンションや戸建て、土地など種類によって特徴が異なります。売買仲介の実績がある不動産会社の中でも専門分野が分かれるため、具体的な実績を確認しましょう。

不動産会社の実績を確認する際のポイントは、「地域」と「物件の種類」です。

不動産は、地域によって相場やターゲット層が異なり、取り扱う物件の種類によって専門性が分かれます。

たとえば、当サイトを運営している大吉不動産は、首都圏のマンション売却に強い不動産会社です。

年間600件ほどの査定実績があるため、その分、首都圏のマンション売却に関するノウハウや情報を蓄積しています。

マンションの査定では、過去の取引事例と対象のマンションを比較して価値を計算するため、自社が持っている事例の情報が多いほど、相場に適した価値の見極めが可能です。

営業担当者の対応や売主との相性が良い

不動産売却時の営業担当者は、買主を探すだけでなく、内覧や契約手続きなど不動産取引の全般をサポートしてくれます。

営業担当者は、売主にとって心強いパートナーと言えるでしょう。

高額取引である不動産売却において、不明点を放置したまま契約に至ると、買主との間でトラブルが生じるリスクがあります。わからないことを営業担当者へ気軽に相談できるかどうかがポイントです。

ここで注意しておきたい点は、「優秀な実績よりも誠実さや対応力をチェックする」という点です。

不動産売却時は、営業担当者が優秀かどうか以上に売主との相性の良さがポイントです。

営業担当者が成績優秀だったとしても、相談しにくい、なんとなくかみ合わないと感じたら他社を検討した方がよいかもしれません。

不動産を売却する際、家族や経済事情など他人には話しにくいことを話さざるを得ないケースもあります。

たとえば、経済的に苦しくて不動産を売却する場合、早い段階で相談していれば、売主の事情に合わせて売却の計画を立ててくれるでしょう。

査定結果とその根拠に納得できる

不動産を売却する方法には、「仲介」と「買取」という2つの方法があります。

仲介：不動産会社に買主を探してもらう方法

買取：不動産会社に直接買い取ってもらう方法

買取の場合は不動産会社が買主になるため、査定額が高い方が売主にとって有利です。

一方、仲介の場合は査定額が高くてもその価格で売却できる保証がありません。仲介では売却活動によって買主を探す仕組みのため、買取とは事情が異なります。

査定の時点では買い手が存在しないケースがほとんどのため、「なぜその査定額なのか」といった根拠を確認しましょう。

不動産査定を1社のみに依頼すると、査定結果が高いのか低いのかを判断できません。不動産査定は、複数社へ依頼することをおすすめします。

売却に強い不動産会社選びのチェックリスト

不動産売却の依頼先を検討する際のポイントをまとめました。以下のチェックリストを参考に、不動産会社を比較してみてください！

不動産売却を大手に依頼するメリット

不動産の売却を大手に依頼するメリットは以下の3点です。

【大手に依頼するメリット】

　・知名度が高く、広告掲載の効果が高い

　・自社のネットワークを活かして買い手を探してくれる

　・サービスが充実している

不動産は多くの購入検討者に広告を見てもらったり、提案してもらったりするほど早く売却できる傾向があります。

大手不動産会社の公式サイトに掲載してもらえば、多くの人に広告を見てもらえるでしょう。

知名度の高さから、顧客からの問い合わせが多く、購入検討者の情報を多く保有している可能性が高いです。

全国展開している自社のネットワークを使って、物件にマッチした購入検討者へ提案してくれます。

また、大手は資金力やグループ会社の技術を駆使して、充実したサービスを提供してくれるケースも多いです。

ハウスクリーニング、ホームステージング、ホームインスペクションなど、提供しているサービスの中身を比較してみると良いでしょう。

不動産売却を大手に依頼するデメリット

不動産の売却を大手に依頼するデメリットは、以下の2点です。

【大手に依頼するデメリット】

　・営業担当者と連絡がつきにくい可能性がある

　・柔軟な対応が難しい場合がある

大手の営業担当者は多数の案件を抱えており、レスポンスに時間がかかる可能性があります。

早く売却したい人や小まめに連絡して欲しい人にとっては、デメリットと言えるでしょう。

また、社内のマニュアルが定着しており、顧客一人一人への柔軟な対応が難しい場合もあります。

不動産売却を地域密着型の会社に依頼するメリット

不動産の売却を地域密着型の会社に依頼するメリットは、以下の3点です。

【地域密着型の会社に依頼するメリット】

　・選択肢が多い

　・手厚くフォローしてくれる可能性が高い

　・地域に人脈があり、実績や情報量が多い

不動産会社には、少数精鋭かつ地域密着型の会社が多いです。大手よりも選択肢が広がるため、選び方を間違えなければ、自分と相性が良い不動産会社と出会える可能性が高いでしょう。

大手はマニュアルが完備されているだけに、営業担当者のみの判断では売主の要望に対応できない場合があります。

一方、規模の小さい会社であれば営業担当者と社長との距離が近く、売主一人一人に合った対応をしてくれるでしょう。

また、全国展開している大手は社内のネットワークが広い点がメリットです。

しかし、不動産取引では広く・浅くというよりも、地域の特性を深く理解していることの方が重要です。

地域に特化した不動産会社であれば、地域に合わせて売却の戦略を立ててくれます。

不動産売却を地域密着型の会社に依頼するデメリット

不動産の売却を地域密着型の会社に依頼するデメリットは、知名度が低い点です。

地域密着型の小さな会社でも、顧客からの評価が高い不動産会社はたくさんあります。ただし、知名度が低く、大手よりも広告の効果が小さいため、専門性や実績でカバーする必要があります。

不動産売却の要は「自分に合った不動産会社を選ぶ」こと

ここで解説した通り、不動産会社選びでは売主と営業担当者の相性の良さや、売却予定の不動産に近い売却実績があるなど、自分に合った不動産会社を選ぶことが大切です。

大手・地域密着型という分類だけでなく、自分との相性を確認してみてください。

また、大手・地域密着型は一長一短あるため、それぞれの特徴を理解した上で検討しましょう。

大吉不動産でも無料の売却査定を実施しています。特に首都圏のマンション査定の実績が豊富なので、売却を検討している方はお気軽にご相談ください。