2022年04月03日
重説ミスや詐欺。老舗・有名大手だから安心できない不動産会社の実情
ワンルームマンションや一棟アパート、マンション等を購入する時に、一般的には健美家や楽待に掲載している業者に問い合わせをして、物件がよければその業者に仲介をしてもらうという流れが一般的です。
今回は不動産会社次第で、結果が変わってしまうというケースについて書きたいと思います。
目次
ほぼ詐欺行為!?ある会社の売り方
先日ご相談にこられたお客様のお話で、ある新築アパートを名の知れた仲介会社の仲介で売買契約をされたそうです。
元々利回りを高く見せるためにかなり高めの賃料想定になっていて、売買契約のときに質問してものらりくらりとかわすばかり。
契約後になって、別の管理会社に賃料の査定をしてみたところ、大幅に下げないと入居者はつかないでしょうと言われたとのことでした。
もし私が仲介という立場ならお客様に対して申しわけない気持ちでどうしようもなくなると思います。
しかしその仲介はあろうことか、弁護士の話を持ち出し、手付解約もさせない、違約だと主張してこられました。
最近こういった不動産業者の問題がよくでていますが、モラル低下はとても悲しいですね。
間違いばかりの契約書と重要事項説明書
先日弊社が買主様側に入り、売主様側は都心からは少し離れた仲介会社が入るという共同仲介がありました。
物件がその仲介会社さんの近くということもあり、調査も大方終わったとのことでしたので、契約書や重要事項説明書を作成、送っていただきました。
もちろん大吉では自分たちでもしっかり調査をしますので、現地に行き送ってもらった調査内容を確認しましたが、かなりの訂正点がありました。
大吉が仲介に入っていたから判明した形ですが、もしこのような仲介会社から買ったとすれば、とんでもない内容の説明を受けて買ってしまっていたということになります。
実際に契約をするうえで、どれぐらい修正があったかというと・・
計画道路の記載なし
当物件には計画道路がかかってましたが、その仲介会社は調査漏れで見逃していました。
計画道路は計画だけならまだましですが、事業決定されて物件にかかっている場合は賃貸経営を続けていけるかどうかにもなってきますのでとても重要な項目です。
法規制の記載なし
規制がかかっている項目の記載がすっぽり抜けている
水道の調査内容の記載なし
上下水についての調査がされていないのか詳細が全く記載がありませんでした。
調査をすることで見えてくることもありますのでコチラもとても重要です。
契約書のチェック項目
契約書や重要事項説明書には該当するところにチェックをするところがありますが、
これも何点もチェック漏れがありました。
その他の売買契約時で・・・
この件ではありませんが、他にもお客様からご相談いただいた内容で下記のようなこともありました。
本下水との記載だったのに、実は浄化槽が入っており決済後に判明し、浄化槽のメンテナンス費用など想定外のランニングコストが発生した。
契約書とレントロールの確認が不十分なために、購入後に相違点が判明し買主さんが泣き寝入りとなった。
などなど、書ききれないぐらいたくさんあります。
不動産会社の免許番号が大きいだけではダメな例
上記の仲介会社さんはなんと、不動産会社の免許番号が(9)の会社です。
(かっこ)の中の数字は免許を更新した回数です。免許は5年ごとの更新なのでこの数字高くなればなるほど、長く続いている会社ということになります。
上記なら40年以上の会社になりますね!
長く続いているだけで、その会社が良いということかと言うとそんなものは一切関係ありません。
また、では有名大手なら安心かというとそうとも言い切れないかと思います。
ご存知の方も多いかと思いますが、住友不動産販売さんは、融資特約付きの契約を認められておりません。
私達としましては、お客様を守らないといけない立場でもありますのでなかなか融資特約無しというのは受け入れがたいんですね。
なのでほとんど取引をしたことがありません・・・
皆様も、業者の選定には十分気を付けてください。
まとめ
不動産の仲介というのは専門的知識や調査を重ね、なおかつ経験をもとに確認しておかないといけない事項がたくさんあります。
これは会社だけではなく担当者ベースで変わってきてしまう可能性も十分にあります。
注意していただくとともに、ご自身でも基本的な不動産知識を付けるか、難しい場合は信頼できる会社に仲介をお願いしましょう。
※大吉では健美家や楽待等に掲載されている他社様の物件も仲介することができる場合が多いです。
もしご不安な方がいらっしゃいましたら物件をお問い合わせされる前に、下記のアドレスに物件のリンクをお送りいただければ資料を送付することができます。
info@daikichi-ir.com
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