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2022年09月01日

TATERU×かぼちゃの馬車の事件から不動産投資初心者が学ぶこと

2018年の初め、スルガ銀行とかぼちゃの馬車問題、またTATERUという上場会社でも提携先である西京銀行への融資の打診にあたり預金残高を改ざんしていたことが浮き彫りになりました。

預金残高を改ざんしたのはいうまでもないですが、そもそも「たった23万円の所持金で1憶超えの物件提案して購入させた」というのがありえません。

さらに、その物件は利回り6.42%だったそうですが上記の所持金を前提として絶対にオススメできません。

利回りが低い物件は一般的に「立地がよい=価格が高い」ので、リスクは低くなる傾向はあります。

しかし、そのために圧倒的にキャッシュフローが少なくなりますので、自己資金がない人が、そのような物件を購入するのはとても危険です。

このような物件はすでに資産をお持ちの方にオススメです。

問題物件の検証

ニュースに出ていたケース。条件は以下の通りでした。

条件:物件価格:11800万 金利:2.55% 融資期間:35年

これで計算をすると、月々の支払は、425,013円となります。

利回りが6.42%なので、物件の月の満室賃料を出すと、631,300円。

賃料収入631,300円ー管理費31,565円ーローン425,013円=月174,722円が満室時のキャッシュフローです。

額だけ見ると悪くないようにも見えます。

しかし、上記の物件は1LDK×9戸ですので、1戸あたりの平均賃料は70,144円です。

2部屋空くとほぼトントン。3部屋空いてしまうと赤字です。

また、その他の固定資産税等の経費は一切考慮されておりませんの収支は満室を永遠に維持しないときびしいです。

弊社のお客様と比べても違いは一目瞭然です。


不動産投資初心者が注意すべきこと

当社にもよく不動産投資初心者の方が相談にこられます。
皆様にはお伝えしていますが下記のことは必ず注意してほしいです。

 

売主主催のセミナーで安易に物件を買わない

どこの業者でも売主は自社物件の販売の為にセミナーをしています。

なのでセミナーでは、自社物件のメリットによせた内容を展開しています。

区分のワンルームマンションを販売している会社であれば、アパートはダメだ!区分の方が良い立地で買える!と言い、キャッシュフローがマイナスや雀の涙程度しかでない物件を販売しています、一棟アパートの会社の場合も同様です。

 

有名人や投資成功者が共同でセミナーをしていても安易に信用しない

ファイナンシャルプランナーや税理士などTVにでるような有名な専門家が、不動産会社と組んでセミナーを開催するのもよくみかけるようになりましたが、安易に信用すべきではありません。

ファイナンシャルプランナーや税理士さんはお金のプロではあるものの、不動産のプロではないからです。

また、〇〇塾や〇〇投資家育成のような有名投資家が運営するものも、裏では不動産会社から紹介報酬をうけとって、儲からない物件をすすめる団体もありますので注意が必要です。

 

上場会社だから、立派なビルに入っている会社だからと言って信用しない。

ニュースとなった、TATERUや同業のシノケン。

よくサブリース問題や、営業の仕方でよく取り上げられている大東建託。

建物の偽装の問題が発覚したレオパレス。

これらはみんな上場会社です。

(上記会社の物件が全て悪いということではありません)

他にも色々な業者がいますが、もう今の時代に上場してるからとか、立派なビルだからって「お客さんにとって一番有益な提案」をするかどうかは別です。

実際にすでに物件を検討している方や、投資の進め方についてのご相談もお受けできますのでお問合せ下さい。

 

不動産会社の日常をお伝えする社長日記

不動産会社の日常をお伝えする社長日記

この記事を書いた人

代表 山本

大吉不動産株式会社 代表取締役 2005年より不動産業に携わり、自らも区分のワンルームマンション投資や一棟アパート投資を実践している。 多くの不動産投資成功者を見る一方、初心者の失敗相談も多く受ける中、失敗する方を減らすため情報を提供しつつ、これから不動産投資を始める初心者の方を中心に不動産投資のいろはをお伝えしております。

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