2022年10月26日
高利回り物件に潜む罠
おはようございます!大吉不動産の三宅です!
今年も早いもので、もう残すところ2ヶ月余りとなりましたね。年内に一棟買いたいというお客様も少なくないのでしょうか。今回は投資をやる上で大切な考え方について触れていきたいと思います。
まず、不動産投資をするうえで「利回り」は決して度外視することが出来ない重要なことです。なので勿論利回りが高いに越したことはないのですが、高利回り物件にもリスクはあります。
以下、注意すべき点3つ挙げました。
1 「高利回り物件=優良物件」とは限らない。
不動産に限らず、投資全般に言えることですが、リスクが高ければ高い程、利回りは高くなる傾向があります。
いわるゆる「リスクプレミアム」と呼ばれるものです。
不動産投資においても、「高利回り物件を探すということは、リスクの高い物件を探している」とまずは心得ましょう。
2 利回りの概念は、一時的な状態を表わしているのみ
利回りの計算方法を見てもわかる通り、利回りはある一時的な状態を表わしているにすぎず、
空室の可能性や家賃下落の可能性、修繕費などの出費の可能性など、不動産投資で考えるべき重要な要素が加味されていません。
どんなに高利回りでも、周辺の環境要因によって賃料収入に安定性がない物件や転売時の価格が大きく下がる物件を購入しても、不動産投資を成功させることはできません。
3 高利回りの物件だからこそ慎重に検討する
高利回りだから安心と高をくくらず、家賃と価格の妥当性を冷静に検討すべきです。
相場よりも高い家賃で募集した場合には、入居者がなかなかつかず、
その間の逸失利益を考えた場合、適正家賃で募集したほうが家賃収入は多く受け取れます。
また、高利回り物件は相場よりも価格が安い可能性があります。
価格が低い理由をきっちり調べた上で判断しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。上記で挙げた事項の他に、利回りを追い求めるがあまり不動産投資を始めようと思ってからなかなか物件が見つからず、3年も買えていないというお客様も少なくありません。株式投資等で「尻尾と頭はくれてやれ」という言葉が用いられますが、この世の中に完璧な物件などそう見つかるものではないですから、大事故しないように十分なリサーチをしながら何を妥協すべきかを考えることも大切ですね。
お客様が素敵な物件に巡り合えますようより一層気合を入れてご提案いたします!
最後までお読みいただきありがとうございました。