2023年01月26日
「不労所得はやめとけ」といわれる本当の理由|リスクと回避法を解説
大吉不動産の前田です、お客様からお土産いただきました!
文明堂のカステラ😭ありがとうございます!!
今回のテーマは夢の不労所得について。
憧れがある一方で「不労所得なんてやめとけ」という意見を耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
やめておいた方がよいのか悩んでいる方に向けて、リスクや失敗しないためのポイントを解説します。
目次
「不労所得なんてやめとけ」といわれる理由
「不労所得なんてやめとけ」といわれる背景には、日本人にありがちな価値観の傾向や悪徳商法の勧誘に利用されやすいことなど、複数の理由があると思われます。
「労働が美徳」という日本人の価値観
不労所得と聞くと「ずるい」「怪しい」など、なんとなくネガティブな印象を抱いてしまう人もいるのではないでしょうか。
その背景には、日本人にありがちな価値観の傾向が影響しているのかもしれません。
日本では「勤勉であることが美徳」と考える方が少なくないです。
第二次世界大戦後、敗戦国であった日本は大きな経済損失を受けていました。
ところが、1950年代から1970年代にかけて「高度経済成長期」、目覚ましい発展を遂げています。
日本経済が大きく発展した裏では、家庭や余暇の時間を惜しんで働いた方もたくさんいたでしょう。
高度経済成長期は、労働人口の比率や世界の経済情勢など複数の要因から生じたものだと考えられています。
とはいえ、懸命に働いた当時の人々が、今日の日本経済を支えているといっても過言ではありません。
「労働が美徳」という価値観を持つ方の中には、不労所得で生活している方に対して「怠け者」という印象を抱く方もいるでしょう。
悪徳商法の集客に利用されることが多い
「不労所得で生活したい」という気持ちを利用して、詐欺まがいの儲け話を持ちかける事例が後を絶ちません。
一昔前の詐欺といえば、高齢者がターゲットになることが多くありました。
しかし、昨今は20代前半の若者の被害も増えているようです。
【不労所得に関するトラブル事例】
パターン1
未公開株やFXの自動売買ツールなど投資に関する儲け話を持ちかけ、「購入すれば儲かる」と、高額な商品を購入させる。
中には、「利益が出れば元が取れる」と伝えて借金をさせるケースも。
パターン2
SNS経由でのオンラインサロンへの勧誘や、情報商材でノウハウを提供する。
「簡単に〇万円稼げる」といわれて高額な利用料や費用を支払ったが、実際はその通りに行動しても稼げない。
「楽して儲かる」と謳って高額な金銭を支払わせる商法が存在するため、注意が必要です。
仕組み作りが大変
不労所得で安定した収入を得るには、仕組み作りが必要です
。例えば、ブログやYouTubeによる収入には、広告収入があります。
これらの方法で不労所得を得るには、記事や動画を定期的に更新し、集客しなければなりません。
ブログやYouTubeは参入障壁が低いことから競合が多く、必ずしも収益が発生するとは限りません。
不労所得を得る前に辞めてしまうケースも多く、労力に見合った収入を得られないこともあるでしょう。
仕組み作りが難しいので「時間が無駄だからやめとけ」といわれることがあります。
初期投資が必要
不労所得を得るには、何らかの初期投資を要します。
例えば株式の配当や債券の利子を得るには、金融資産を購入する自己資金が必要です。
目標とする金額によって異なりますが、金融資産からまとまった不労所得を得るには数百万円から数千万円規模の資金が必要でしょう。
投資には必ずリスクがあります。自己資金を投入したからといって、100%不労所得を得られる保証はありません。
購入した株価が下落して元本割れしてしまうリスクや、債権の発行体である企業が倒産して、額面を回収できなくなるといったリスクがあります。
投資先を間違えると損をする可能性が高いため「不労所得はやめとけ」といわれるのでしょう。
不労所得の具体例とリスク
不労所得とは、労働を伴わずに得られる収入です。
例えば、飲食店でアルバイトをする場合、労働の対価として給料を受け取ります。
一方、株式の配当や不動産投資の家賃収入は、自分が働かなくても得られる収入です。
不労所得の具体例をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
不労所得を作るメリット
「不労所得はやめとけ」といわれることがありますが、リスクだけでなく複数のメリットもあります。
投資先によっては社会貢献へつながる可能性も秘めているため、そのような手法を選択するのも手です。
緊急時の心の支えになる
人生では、何が起こるか分かりません。怪我や病気、勤め先の業績悪化による収入減少など、不足の事態も起こり得ます。
新型コロナウイルスの流行によって、先行きの不安を感じた方もいるのではないでしょうか。
不労所得があれば、そのような緊急時の心の支えになります。
例えば、不動産投資による家賃収入は、入居者が家賃を滞納しない限り得られる収入です。
家賃は短期間で大きく変動するものではないため、不労所得の中でも安定した収入を期待できます。
選択肢によっては社会問題の解決に貢献できる
ESG投資や空き家を活用して事業を営むなど、選択肢によっては社会問題の解決に貢献できます。
ESG投資とは、環境への配慮や社会貢献に力を入れている企業や自治体などに投資することです。
債権、株式、投資信託など複数の選択肢があります。
昨今はESG投資の市場規模が拡大傾向であるため、将来性に期待できるでしょう。
また、日本で深刻化している地方の空き家を活用するのも手です。
築年数の古い物件を低価格で購入できれば、初期費用を抑えられるでしょう。
ただし、ESG投資や空き家を活用した事業は、リターンが低くなる恐れがあります。
利益最重要視ではなく「社会へ貢献したい」という気持ちが強い方に向いているでしょう。
老後の生活に備えられる
老後の生活に不安がある方は多いのではないでしょうか。
不労所得で生活するということは、自分ではなく「お金や資産に働いてもらう」ということです。
不動産に投資すれば入居者がいる限り毎月家賃収入を得られますし、債権を購入すれば定期的に利息を得られます。
老後までの時間を有効活用して仕組み作りをしておけば、老後生活の支えとなるでしょう。
不労所得で失敗ないためのポイント
不労所得で失敗しないためには何に気をつければよいのか、失敗しないためのポイントを解説します。
慎重に情報収集する
不労所得を作る際は、投資先について慎重に情報収集しましょう。
特に、高額な初期投資を要する場合は「どんなリスクが潜んでいるのか」「どのような内容なのか」など、時間をかけて確認することをおすすめします。
長期目線で考える
短期で不労所得を得ようとすると、大きな失敗をする可能性があるでしょう。
例えば、株式投資や不動産投資で得られる利益には、インカムゲインとキャピタルゲインという種類があります。
インカムゲインとは株式の配当や不動産投資による家賃収入、キャピタルゲインとは売買差益を指します。
前者は長期目線で少しずつ資金を回収する手法、後者は比較的短期の目線で大きな利益を狙う手法です。
キャピタルゲインは大きな利益を狙える可能性がある一方、失敗したときの損失も大きくなります。
期ではなく、長期目線での資金回収を検討してみてください。
「甘い話には裏がある」と心得る
「楽して儲かる」「◯◯するだけで◯万円稼げる」など、甘い話には裏があると心得ておきましょう。
不労所得といっても、収入を得るまでに何らかの努力をする必要があります。(資金の投入、知識の習得、仕組み作りなど)
楽して儲かると考えていると、悪徳商法に騙されやすいため注意が必要です。
不労所得として不動産投資がおすすめの理由
「不労所得に興味があるけど、現実的にどうなの…?」と感じる方は、不動産投資による不労所得が選択肢の一つです。
不動産投資は、不労所得の中でも安定した家賃収入を得られる、融資を利用して効率良く資産を拡大できるなど、複数の魅力があります。
ただし、不動産投資は初期投資額が大きく、幅広い知識の習得も必要です。
「何から始めればよいのかわからない」とお悩みの方は、ぜひ大吉不動産へご相談ください。
大吉不動産では、不動産投資を始めたい方をサポートしています。お話を伺いながら一人一人に適したご提案をしておりますので、お気軽にご相談ください。