2022年03月12日
【自分でやる内容証明】滞納入居者に大家自ら内容証明を出してみた!
私が所有する神奈川県のアパートで3か月連続で滞納が出ました。
弁護士や行政書士にお願いすると、3~5万円程度かかる内容証明の催告書を自分でやることにしました。
内容証明を出すことになった経緯【滞納発生】
この入居者さんは他に住むところが無く困っていたので善意で保証会社も無しに入居してもらったのが始まりでした。
ほどなくして賃料の滞納が始まって、何度電話しても無視するようになりました。
何度か会いにいきましたが会えず、訴訟をするかということに。
が、催促(催告)をした証明が必ず必要ということで、まずは内容証明を配達証明郵便で送ることを決めました。
弁護士に頼まず自分でやろうとしたのは、
不動産賃貸業をやっていくなかで、一つの経験としてやっておきたかったということと、費用が発生してしまうので節約したかったからです。
内容証明は字数や行数に制限がある
内容証明は必ずこういう書き方というのはありませんが、字数や行数に制限があります。
縦書きの場合は1行を20文字以内で、1枚に26行以内に納めなくてはならず、記号や英字については制限がありますので詳しくは郵便局のHPでご確認ください。
この画像は実際に私が使った内容証明です。
実際にもっていったときに局員の方も文字数を細かくチェックしてました。
その他内容証明の出し方の注意点
下記の内容を記載しましょう。
- 作成者(差出人)の氏名、住所、作成年月日
- 送り先の住所、氏名
なお、本文と封筒の表記は全く一緒にする必要があります。
実際に私が失敗した例で、本文の相手先の住所にアパート名を書いてなかったのですが封筒には書いてしまっていました。
これも全一致させる必要があります。
また複数枚になったときにはホッチキスで止めて、1枚目をめくったところに割り印の必要があります。
画像の上が私の押印で下は郵便局の印です。
ちなみに実印で押印する必要はありません。
内容証明を送る準備
送る紙を作成したら全く同じものを3部用意します。
送る用、控え、郵便局保管の3通です。
また、封筒も用意して相手先を書いておくと良いと思います。
※そのまま送っていただいたので切手は用意しませんでした。
内容証明の送り方
用意ができたら郵便局へいきます。
内容証明が取り扱いできる郵便局は限られているので、こちらから「内容証明」にチェックを入れて検索してから行った方がいいです。
内容の確認も含めて20~30分程度かかかりました。
内容証明の料金ですが実際に今回かかった分の領収証を添付しておきます。
今回は、
- 内容証明が700円
- 一般書留が435円
- 配達証明が320円
の消費税も入れても1500円程度で済ますことができました。
送った後にはこのような控えを預かります。
まとめ
内容証明は弁護士や行政書士にお願いすると3~5万円程度かかるそうです。
自分でやるとここまで料金を抑えることが可能です。
ただし、訴訟をした場合に素人が作成した文書で必ず証拠になるとも言い切れませんので、心配な方は専門家に任せるといいでしょう。
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